2015年06月29日
ざっと話したが 俺がおまえにつっかかんのは見返す為だ
クソ親父の“個性”なんざなくたって……
いや…
使わず“一番になる”ことで 奴を完全否定する
世界総人口の約八割が何らかの“個性”を持った“特異体質”である超人社会となった現代。
爆発的に増加した“敵(ヴィラン)”の犯罪件数に、勇気ある人々がコミックさながらに開始したヒーロー活動によって、ヒーローはたちまち市民権を獲得し、人々の憧れとなる。
そんなヒーローに自分もなりたいと願うひとりの少年・緑谷 出久。
彼が、ひょんなことから憧れのヒーロー・オールマイトと出会い、名だたるヒーローを輩出した雄英高校ヒーロー科で最高のヒーローを目指す物語、
『僕のヒーローアカデミア』(ジャンプコミックス) 。
最新4巻をご紹介します。
敵連合からの急襲をオールマイトらとともに乗り切った、出久らヒーロー科1年A組の生徒たち。
彼らを待ち受ける次なる展開は、学生イベントの定番体育祭!
日本に於いて、今かつてのオリンピックに代わるほどの知名度を誇る雄英体育祭。
全国のトップヒーローからのスカウトの目が光るこの体育祭に、生徒たちは皆張り切っていた。
そんな中、第一種目の障害物競走1位という結果を受けて1000万ポイントを獲得した出久は、次なる第二種目の騎馬戦で全員からターゲットにされてしまう。
あの時とは違う周りの目
ラッキーで立ったような刹那的なトップの座
それでも……
それでもこんなに重いのか!!!
オールマイト!!
自らの身体にのしかかる恐ろしいほどのプレッシャー。
出久は与えられた15分のチーム結成交渉時間で、自分の考え得る最高のチームを組もうとするのだが……。
もう… 始まってる!!
全員… 敵!
そうだ… 僕は今トップ…
友だちごっこじゃ… いられない――!!
そして幕を開けた本気の騎馬戦。
果たして出久が組んだチームのメンバーとは?
そして1000万ポイントの行方は?
続きは是非、本編でご確認いただきたい。
プロヒーローとして活躍するために学び続ける彼ら。
この体育祭も例に漏れず、そんな彼らの将来を見据えてのものである。
巻を重ねるごとにますます胸を熱くする展開が続き、その勢いが止まる事を知らない本作。
まさにPlus Ultraを地で行く物語からは、今後も目が離せない。
(評:ラノコミどっとこむ編集部/やまだ)