2015年01月31日
県立学文高校1年2組。ここに入学早々、学校中の注目を集める生徒がいた。
彼の名は坂本。
その行動は全てがクール……いやクーレストとされ、見る者全てを虜にしてしまう魅惑の男。
そんな坂本の斬新な学園生活を描いた『坂本ですが?』(ビームコミックス) 。
最新第3巻をご紹介します
季節は夏から秋へ。
県立学文高校でも体育祭や文化祭などの行事が始まる時期がやってきた。
そんな中でも相変わらず坂本はスタイリッシュな生活を送っていた。
下校途中の男子小学生からの憧れの眼差しに応えるが如く、彼らの進むべき道を示す先導師となる坂本。
エロに尋常じゃないほど興味を抱くクラスメートの男子に協力し、ミッションインポッシブルを成し遂げようとする坂本。
とうとうこの世の者ではない存在からまでも愛を囁かれるようになってしまった坂本。
……最早その存在が伝説と化している坂本。
人々からの羨望を一身に受ける坂本だが、そんな彼の存在を良く思わない人物が現れる。
それはあの8823先輩すら恐れる、底知れぬ悪意を持った3年生・深瀬だった。
早く教室に戻れ 坂本
深瀬さんのやり方はエグい
学校から消すって意味わかるか?
つまり丸ごと奪うんだ お前の居場所をな
知らず知らずのうちに、深瀬による残酷なゲームに巻き込まれてしまった坂本。
果たして、坂本の運命や如何に――!?
気になる続きは是非本編にてご確認いただきたい。
思い返してみると、『坂本ですが?』を読むたび、私の心に去来する思いは最早ただの憧れから一種の信仰心に変わりつつある。
もう学文高校に入学して坂本くんを取り巻く女子生徒Aになりたい。
ただ、彼を崇め奉りたい。
唯一神・坂本に毎日祈りをささげたい。
スタイリッシュにスタイリッシュして、スタイリッシュしたい。
ここまで一人の人間を変化させてしまう坂本という男の魅力に恐れながらも、それでもなお惹かれてしまう。
いつまでも坂本の活躍をこの目に焼き付けていたい。
どこまでいってもスマートな坂本の更なる活躍を期待したい。
(評:ラノコミどっとこむ編集部/やまだ)